陸上の投てき競技の中でも砲丸投げと並んで代表的な種目がやり投げ(槍投げ)です。ここでは、練習方法やステップのコ ツ、助走の仕方に関して紹介しています。競技者として伸び悩んでいる時には、ちょっとしたきっかけでスランプから抜け出せ ることもあります。選手として視野を広げてみるのは大切なことです。
やり投げの助走とステップ
助走によって勢いをつけておくのは、距離を伸ばす上で重要な前提となります。そのためには、ステップの練習もしておく 必要があります。競技会が間近に迫っている場合を除けば、槍投げの初心者は色々な方法を試して、自分にフィットする方法を 探したほうがよいでしょう。
たとえば、助走の距離やスピードが変われば、投げる動作にも影響します。全力で勢いを付けすぎた結果、投げる動きが崩 れてしまっては元も子もありません。やり投げのステップは投てきにつながるため、しっかりマスターしておく必要があります 。
肩を強化することばかりを考えている選手もいますが、全身の力を活用したほうが長い距離を稼げるのは当然のことです。 槍投げのために助走やステップの練習をするのは、こうした背景があるためです。
やり投げの練習方法
実際に槍を投げるトレーニングをすることはもちろんですが、身体能力を向上させることも欠かせません。たとえば、筋ト レをすることや走り込みによって足腰の強化をすることも必要になります。
やり投げと走ることは無関係に見えますが、足元が安定していないと全身のバネを活用することができませんし、コントロ ールも悪くなります。そのため、テクニックだけではなく、基礎体力作りが重要になるのです。
筋トレの場合には、大きな筋肉を鍛えることはもちろんですが、小さな筋肉も鍛えておくことが要求されます。基本的なメ ニューを継続するのはよいのですが、時には別のメニューも取り入れることによって、色々な場所を満遍なくトレーニングする ことができます。